マーケティングの様々な過程と、用語の説明について。

マーケティング は、企業が商品を作り、販売するまでの一連の活動全体を指すので、どの部分に焦点を当てるかでも、方法が変わってきます。

一般的に企業のマーケティング活動は、以下のような過程になります。

ただし、企業によって省略できる過程もあるし、商品によっても過程が異なります。全てが必ず必要だというわけではありません。

・企画
「こんな製品やサービスなら売れるのでは?」と考えたり、計画を立てることが企画です。


・開発
新しい製品やサービスを実用化することが開発です。既存の技術の組み合わせでできることもあるし、新技術や新素材が必要なこともあります。


・マーケティングリサーチ
マーケティングリサーチとは、市場調査のことです。企業が意思決定する時の参考に使われています。実際には、かなり広範囲の内容を含みます。

簡単に説明すると、「この商品は売れそうか?」、「どれくらい売れるだろうか?」、「価格はいくらがいいか?」などを考えたりする時に、参考となる情報を集めるための活動です。

市場規模や他社製品について調べたり、消費者にアンケートを取るなど、様々な方法があります。


・価格設定
どんなに良い商品でも、価格が高くては売れません。顧客が買える価格に設定することが重要です。しかし価格を低くすると、企業の利益が減ってしまうので、バランスが大切です。


・パッケージ
パッケージとは、商品の包装や容器のことです。同じ商品でも、パッケージを変えるだけで売れ方が変わってきます。


・宣伝
商品は顧客に存在を知ってもらわなければ売れません。そのため新聞、テレビ、ラジオ、雑誌、チラシなどに広告を出して、知らせる必要があります。


・広報
広報とは、企業の業務内容や方針を外部に伝えるための活動です。

例えば、環境保護に力を入れている会社なら、顧客が商品を選ぶ時に有利に働くかもしれません。結果として売上アップにつながります。


・流通
商品をどうやって顧客に届けるかというのが、流通です。商品が生産者から消費者に届くまでには、様々な経路があります。

卸売業者や小売業者を利用したり、店舗を設置することもあります。最近ではインターネットを使って、メーカーが直接販売するケースも増えています。


・店舗
商品を販売するには、お店の棚に陳列するのが一般的です。また理髪店やネイルサロン、マッサージ店など、顧客に接するサービスでは、店舗が欠かせません。

しかし店舗は必ず必要というわけではなく、ネットショップやテレビショッピングなど、店舗が無い形態も増えています。


・集客、販売促進
商品を売るためには、見込み客を何らかの方法で集めなければなりません。宣伝と重なりますが、重要な要素です。

集客が上手い会社では、一人当たりのコストが安くて済むので、採算が取りやすくなり、経営が安定します。


・営業
集めた見込み客に、商品を説明したり、質問に答えたり、クロージング(契約を締結)するのが営業マンの仕事です。


・接客
接客とは、お客様をもてなすことです。ホテルや旅館などでは、接客自体がサービスの一部です。

また、カリスマ店員といわれるように、接客の仕方で売上が大きく左右されるほど、大切な要素です。


・顧客管理
既存客にさらに商品を買ってもらうには、顧客管理が重要です。新規顧客を集めるよりも、既存客に商品を販売するほうが、圧倒的にコストが安くて済みます。

そのためには、ある商品を購入した顧客が、どんな商品を購入することが多いのかなどの分析が必要です。

例えば Amazonでは、商品を検索すると、「関連商品」や「こんな商品も買っています」というリストが表示されます。

また、過去の購入履歴や検索履歴から、「おすすめの商品」を紹介する機能まであります。


他にもマーケティングに関係のある用語で、ブランディングやマーチャンダイジングといった言葉も使われますが、扱う範囲が広いので省略しました。興味のある方は、調べてみてください。

このようにマーケティングは、扱う範囲がとても広く、いろんな過程があります。

よくビジネスは掛け算だと言われています。どれかの要素がゼロなら、他が上手くいっても、売上がゼロになる可能性があります。

100 × 0 = 0

逆に言うと、あなたの会社のマーケティング活動を分解してみて、上手くいっていない部分を改善することで、劇的に売上がアップする可能性もあるのです。

10 × 10 = 100

もしかしたら、商品が売れるまで、もう一歩のところに来ているかも知れません。

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