蓄積されたビッグデータを、AIで分析する必要が出て来たからです。
現在の企業には日々、膨大な量のデータが蓄積され続けています。
特に会社が大きくなるほどに。
これがいわゆるビッグデータと呼ばれるものですね。
中小企業や公的機関でも、毎日大量のデータが発生します。
でもデータと言うものは、集めただけでは意味がありません。
活用して初めて価値が出てきます。
これまでビッグデータをどうマーケティングに活かすかは、
担当する社員や研究者の閃きに頼っていた部分がありました。
データサイエンティスト達は、一見、無秩序のデータの集まりから、
データを加工したり、数学の統計学などを駆使して、
何らかの関連性を導き出していました。
「もしかしたら関係があるのでは?」という感じですね。
そこから仮説を立てて、実際に検証してみることが人間の仕事でした。
しか人間の能力には限界があります。
ビッグデータはあまりにも巨大なため、人間の能力だけでは、十分に活用できないからです。
せっかく集めた大事なデータなのにもったいないですよね。
そこで人工知能の出番というわけです!
今ではAIのおかげで、膨大なデータの集まりから、瞬時に相関関係を導き出せるようになりました。
何がメリットかというと、仮説を立てやすくなったわけです。
企業のマーケティングなどでは、仮説を立てるのにも時間がかかっていました。
そこだけでも人工知能がやってくれると、仮説から検証までの時間が短縮できます。
つまり仮説と検証が、グッとやりやすくなったわけです。
仕組み化できると、どんどんアイデアが出てきます。
これが人間だけだと、ビッグデータのごく一部分しか活用できないはず。
もったいないですよね。
また、人工知能は人間とは違った視点で発見してくれるのもメリットです。
人間が思い付かないような関係性を可視化してくれることもあります。